ストックホルム、ミラノのデザイン界に彗星のごとく現れた新星 トビアス・グットマンとは？トビアス・グットマン（Tobias Gutmann）は、ストックホルムのコンストファック大学でイラストレーションとグラフィックデザインを学ぶアーティスト。そんなごく新人アーティストでもある彼が一躍「世界」の注目を集めるようになったのは、2013年のミラノデザインウィーク（通称「ミラノサローネ」）でのことでした。
とあるショップ（スパツィオ・ロザンナ・オルランディ）の美しい中庭で、彼がおもむろに開いたのは初代のダンボール製からMDF製にバージョンアップした「FACE-O-MAT（フェイソマット。“自動”似顔絵販売機＝似顔絵マッシーン）」。
FACE-O-MATを挟んで向かい合わせに座ると、購入者はトビアスの手作りによる「自動販売機」にコインや紙幣（500円相当）を投入します。反対側でそのお金を手で受け取ると、彼はニコニコ顔でゆっくりと話しながら真剣なまなざしで相手を観察、その特徴を残しつつ見事に愛らしいキャラクターに変換したり、希望の動物の顔と見事に融合させたりして世界に2つとない肖像画を誕生させます。そして完成作品はゆるゆるとFACE-O-MATから吐きだされ、購入者はそれを受け取るという仕組み。
このなんともアナログなパフォーマンスが、デザインを愛する人の心を鷲掴みにしてしまいました。彼の評判は瞬く間にミラノ中に広まり、イベント期間中もっとも「ホットな」スポットとして世界中から訪れていたデザイン関係者の話題となりました。そのトビアスが9月、FACE-O-MATをゴロゴロ引っぱって、日本にやってきます。正真正銘、あなたのためだけに描きおろされる特別なアート作品（＝トビアスによる似顔絵）を、仕上がり3分、ワンコインで手に入れてはいかがでしょうか。
Tobias Gutmann(トビアス・グットマン)
パプアニューギニア生まれスイス人。スイスBern芸術大学でヴィジュアルコミュニケーションを学び、現在はストックホルム王立芸術大学「Konstfack」大学院のストーリーテーリングマスタープログラムで在学中。ミラノデザインウィーク2013(フォーリサローネ、ロッサーナオルランディ)出展。http://www.tobiasgutmann.ch/ http://faceomat.tumblr.com/
＊ストックホルムのイベントの状況をご覧いただけます。http://vimeo.com/m/61645611
開催日：2013年9月14日（土）、15日（日）
開催時間：13：00～18：00（両日ともに）
開催場所：イデー・ガレージ（藤沢）
参加費：500円（似顔絵1枚）
＊事前予約必要なし
また9月13日（金）には、都内のイデーショップ各店（http://www.idee.co.jp/shop/）にも登場。こちらも事前にご予約は必要ございませんので、お近くにお立ち寄りの際は、ぜひお気軽にご参加ください。
開催時間/開催場所：
14：00～16：00/イデーショップ 自由が丘店
18：00～20：00/イデーショップ 東京ミッドタウン店